5円券
大正では関東大震災があり、昭和に入ると金融恐慌が起こり、日本の経済はめちゃくちゃになってしまいました。そもそも以前に日本銀行が発券した兌換銀行券は、種類が多く複雑であり、また、兌換制度上は同額の金貨を準備高として用意する必要があります。そのため現在発行されている日本銀行兌換券残高を正確に把握するため、1円を除くすべての兌換券を無効にすることになりました。しかし、無効にする上は無効にする分の新しい兌換券が必要です。そこでこの券が発行されました。
基本データ
発行
1930/03/01
大きさ
132 mm x 76 mm
有無効
無効
ルーラーの表示
うら
おもての肖像
菅原道真
菅原道真
平安時代の学者でもあり政治家。学問の神様としてしられる。大宰府に左遷されその地で没した
兌換文言(口語訳)
この券引き換えに金貨5円を渡してください
おもての図柄
北野天満宮
おもての図柄2
道真の歌「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」にあるように梅の花