100円券
大正では関東大震災があり、昭和に入ると金融恐慌が起こり、日本の経済はめちゃくちゃになってしまいました。そもそも以前に日本銀行が発券した兌換銀行券は、種類が多く複雑であり、また、兌換制度上は同額の金貨を準備高として用意する必要があります。そのため現在発行されている日本銀行兌換券残高を正確に把握するため、1円を除くすべての兌換券を無効にすることになりました。しかし、無効にする上は無効にする分の新しい兌換券が必要です。そのために発行されました。またこの券は日本銀行(兌換)券で初めて聖徳太子が肖像となった券です。
基本データ
発行
1930/01/11
大きさ
162 mm x 93 mm
有無効
無効
ルーラーの表示
うら
おもての肖像
聖徳太子
聖徳太子
「和をもって貴となす」のスローガンの下、「十七条憲法」などを制定した平和主義者
兌換文言(口語訳)
この券引き換えに金貨100円を渡してください
おもての図柄
法隆寺夢殿
うらの図柄
法隆寺