10円券
終戦から始まった一連のインフレーションへの歯止めをかけるため、今まで発行された1円以下を除く、すべての額面の日本銀行券を失効させて預金払出額を制限する「新円切り替え」が1946年02月16日より行われました。その際に新円と呼ばれるA号券の不足を補うため、一時的に戦時中以前に発行された銀行券(旧円)の右上に証紙を貼付し、新円とみなすことになりました。この証紙付き紙幣は、十分に新円が行き渡った1946年10月末日で失効しました。
基本データ
発行
1946/02/25
大きさ
142 mm x 81 mm
有無効
無効
ルーラーの表示
うら
意匠については日本銀行丙10円券をご覧ください。