文鉄・お札とコインの資料館

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企画展アーカイブ お金の中の動物園


※おことわり:このページに記載の内容は2021/03/21現在のものです。以降の誤記等の修正により必ずしも常設展ページの記載と一致しないことがあります。また、ここに掲載の貨幣は一例であり、前述時点で収集した貨幣を表示しています。



この企画展の対象年齢は小学校3年生以上としています。これは過去に実施した企画展のアーカイブとなります。



プロローグ - お金の中の動物園にようこそ


お金動物園へようこそ。ここではお金に登場するさまざまな動物たちを紹介しています。お札やコインの中には写真のようにカラフルに描かれた動物たちがいます。今にも鳴き声や波の音が聞こえてくる気がします。ここでは絵画や銅像などの一部として描かれていてる動物たちは除外しています。

ほ乳類のなかまたち


ほ乳類はおよそ4,300から4,600ほどの種類があり、私たち人間もヒトとほ乳類の動物になります。多くのほ乳類は卵ではなく赤ちゃんとして生まれ、乳によって子どもを育てます。そのためほ乳類と呼ばれています。 多くのほ乳類は陸地で生育していますが、クジラやラッコなど、一部は水中で生息するほ乳類もいます。

鳥のなかまたち


鳥類はおよそ10,000ほどの種類があり、多くの鳥類は卵で生まれ、空を飛ぶ羽を持ち、くちばしがあって前足(ヒトでいう腕)がなく二足で歩行をします。中にはヒクイドリペンギンなど、進化の中で飛べなくなった鳥もいます。

魚や貝、ヒトデのなかまたち


魚類はおよそ25,000から30,000ほどの種類があり、貝類やヒトデなどとともに水中で生息し、卵から産まれます。これらの動物の多くは地上で呼吸できる肺を持たず、乾燥に耐えれる皮ふを持たないため地上では生育できませんが、一部肺を持ち、わずかながらであれば地上で呼吸できる種類もいます。ただしそれでも皮ふは乾燥に耐えれるものではありません。


虫のなかまたち


虫の中で6本脚のものは昆虫と呼ばれ、およそ100,000種類あると言われています(この中にはクモやダンゴムシなどは含まれていません)。他の動物たちと比べて頭・胸・腹の区切りが見分けしやすく、多くの虫は体重がとても軽く、羽を持ち空を飛ぶことができます。ヒトとの関わりは非常に多く、例えばヒトが食べるための植物の受粉やペット、食材になるものも多くいます。その中でもカと呼ばれる虫はヒトの血を吸う際に伝染病をうつし、地球上で一番ヒトを殺す動物とも言われています。

は虫類のなかまたち


は虫類はおよそ8,000から9,000ほどの種類があり、多くの場合卵から生まれます。は類という名前ですが、チョウやカブトムシなどの虫類とは違います。ヘビのように脚がなくなってしまった動物もいます。

両生類のなかまたち


両生類はおよそ6,500ほどの種類があり、多くの場合小さいときは四肢を持たず水の中で生育し、魚などと同じようにエラで呼吸します。成長するにつれ四肢を持ち陸地に上がり肺で呼吸するようになります。生育地の破壊、乱獲など人為的な環境の変化による両生類の減少が世界的な問題になっています。

空想上の動物たち


空想上の動物は、マンガなどのフィクション、神話などで伝えられた現段階で実在が確認されていない動物たちです。日本や中国などアジアの国々ではホウオウやリュウなど縁起が良いもの、願いを込めた動物たちもいます。

絶滅した動物たち


絶滅とは一つの動物の子どもが残ることなく、最後に生きていた最後の1匹(羽)が死んでしまったため、二度と産まれてこず、帰ってこなくなってしまった動物たちのことを言います。近年ではヒトの活動による環境破壊によって絶滅する動物が増えてきており、重大な課題となっています。かつては日本にニホンオオカミやニホンカワウソといった固有種がいましたが、これらは絶滅したと考えられています。

エピローグ - お金の中の動物園


お金の中の動物園はいかがでしたか?その国や地域がある場所や、時代によってお札やコインに描かれる動物たちが多く変わっています。

わたしたちヒトも動物で、同じ地球に住むなかまとして、ふれあいの中で一緒に暮らしていくことが大切です。みなさんが好きな動物はなんですか?




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