後期50銭券
戦時中金属が不足し貨幣を造ることができなくなりました。そこで応急処置として小型、小額の日本銀行券が登場しましたが、日本銀行券を作るには内閣の承認が要り、法の改正が必要です。急を要したため大蔵大臣(現在の財務大臣)のみの認可で発行できる紙幣として発行されました。前期50銭券と比較しデザインや印刷過程が簡素化され、また印刷も民間へ委託されました。富士桜の前期券と比較し、戦意高揚のため靖国神社がデザインされました。その後当局より「鳶を追加してほしい」と要請されたため鳶が追加されました。
基本データ
発行
1942/12/08
大きさ
105 mm x 65 mm
有無効
無効
うら
発行銘板
大日本帝国政府
年号
貨幣と同じ「昭和~年」と印刷された紙幣はこのシリーズのみ
シークレットマーク
ニツホン