10円青銅貨
この貨幣は汚れがつきやすく、発行年が古いものできれいな状態ものは大変貴重です。また、この貨幣の発行は1953年、昭和28年ですが当初10円貨として昭和26年から造幣されていた10円洋銀貨が朝鮮戦争が勃発し素材が高騰したため潰され、そのかわりとして造幣されたため、昭和26年銘からの10円貨があります。この貨幣は当時流通してた日本銀行券A10円券がいわれもない噂などをたてたれ、国会でも審議されるようになり、早急に入れ替えを要したため、造幣後即発行をせず、ある程度枚数がたまってから発行したため、未発行の洋銀貨は発行されませんでした。もし、洋銀貨が発行されていたとしたら、美しいお茶の葉を配した10円貨幣を見ることができたかもしれません。その後50円ニッケル貨の発行により現在では周囲のギザがない10円青銅貨が発行されています。
基本データ
発行
1953/01/05〜1959/02/15(ただし造幣は1951年から )
大きさ
23.5 mm
刻み
あり
形状
円形
重さ
4.5 g
素材
銅95%、錫1%、亜鉛4%
有無効
有効
表図柄
平等院鳳凰堂
裏図柄
「10」、月桂樹
ルーラーの表示
うら