文鉄・お札とコインの資料館

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1銭陶貨


1銭は錫で造幣されていましたが、錫の産地であった当時大日本帝国の勢力下にあった東南アジア各地域から本土(内地)への輸送が制海権などの問題から困難になり、他の備蓄されている金属も見込めず、ついには国力を表すといわれる貨幣が粘土で造幣されました。この貨幣は有田焼や瀬戸焼で有名な佐賀県、愛知県をはじめ京都府など各地の陶器メーカーが造幣しました。造幣中に終戦を迎え、金属の節制をしなくてもよくなったことから5銭錫貨(戦後)が造幣され、これら陶貨は発行される事なく粉砕されたはずなのですが、収集市場には少量ながら流通しています。なお、1銭という単位は不発行貨幣あわせて、この貨幣が最後の造幣で、以降は最低額面が5銭となりました。

基本データ

発行
1945/--/--(ただし市中に流通はせず)
大きさ
15.0 mm
刻み
なし
重さ
0.8g
素材
三間坂粘土60%、泉山石15%、赤目粘土15%、その他10%
発行有無
発行されず
有無効
無効(未発行のためかつて有効になった事はない)
表図柄
富士
裏図柄
桜花
ただし、素材・図柄とも複数のバリエーションが存在する
おもて


うら



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