1銭錫貨
銅や亜鉛は戦局の悪化により軍用に供出されしまいにはアルミニウムもなくなってしまいました。そこで白羽の矢が当てられたの当時大日本帝国の勢力下にあった東南アジア各地域で豊富に生産される「錫」です。しかし錫は熱に弱くやわらかく、本来貨幣として使用すべきではない素材です。しかし、アルミニウムなども枯渇した当時ではこれを用いるほかありませんでした。なお、この後さらに東南アジア各地域から本土(内地)への輸送が制海権などの問題から困難になり、発行される事はありませんでしたが食器などと同じ陶器で貨幣が作られました。これは発行直前に大日本帝国が敗戦したためほぼすべて粉砕されました。なお、この貨幣は実際に発行されたもので最後の額面1銭の貨幣です。
基本データ
発行
1944/--/--〜1945/--/--
大きさ
15.0 mm
刻み
なし
形状
円形
重さ
1.3 g
素材
錫 50%、亜鉛 50%
有無効
無効
表図柄
菊花紋章、唐草
裏図柄
「大日本」
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うら


