文祐ソフトウェアストーリー
●Buntetsu Onlineの1コンテンツとしてスタート (2004年3月)
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文祐ソフトウェアは2004年、当時運営していた鉄道情報サイト「Buntetsu Online」からソフトウェア関連コンテンツを分離し「Buntetsu Fluter Online」を開設したことからスタートします。当時はコンピュータ用語辞典であるBuntetsu Fluter Personerと社会科辞典であるBuntetsu Trumpeterを製品として扱っていました。
Buntetsu Fluter Online :
Buntetsu Fluter Personer :
当時は家族による情報統制が敷かれ、自由なコンピュータへのアクセスは制限され母親のラップトップと共用としていましたが、10月23日に当時東京ビッグサイトで開催されていた「WPC EXPO」にて中古ラップトップを購入し、約1年半ぶりに専有PCを手にします。
当時購入した富士通「FMV-BIBLO LIFEBOOK 645 NU6C/X」 :
●文祐ソフトウェアの開設と大学受験・大学生活 (2005年〜)
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2005年3月にBuntetsu Fluter Personerの改良版である「Buntetsu Fluter 2005 コンピュータ用語辞典」の配布を開始します。9月にBuntetsu Fluter OnlineをBuntetsu Onlineのコンテンツとしては一旦閉鎖ののち、ソフトウェア関連をBuntetsu Onlineから形式上引き継ぐということにして「文祐ソフトウェア」を開設します。文祐ソフトウェアでの新規配布第1弾として「Buntetsu Spotlight」を配布します。これは、ただコンピュータの画面を白く照らすだけのものですが、深夜帯の航空機や寝台列車の中など明かりの使用がはばかれる状況で読書や学習の補助灯としてコンピュータの画面を使用するというものでした。想像以上に反響をいただき、初めて「窓の杜」というオンラインソフトウェアの紹介サイトで掲載されました。
10月にはBuntetsu Fluter 2005 コンピュータ用語辞典の改良版の配布を始めます。初代のバージョンからHTMLで記述したブラウザ上で閲覧する単純なソフトウェアというところは大きく変更がなかったものの、初めて独自のランチャーを作成し起動部分のみは実行ファイルとなり、Windows XPの最近使ったプログラムへも表示されるようになりました。その頃デジタルハリウッド大学のAO入試を受験し、翌春から大学生となることが決定しました。
実際に深夜自宅で学習の際に使用していた「Buntetsu Spotlight」 :
Buntetsu Fluter 2005 コンピュータ用語辞典(スプラッシュスクリーンを合成) :
また、付箋ソフトとして「Buntetsu Haruka 2006」を配布すると同時に「Buntetsu Shinkansen Haruka 2007」(のちのBunyu Looseleaf)の開発を開始します。Haruka 2007の開発が進むにすれ、徐々に大学での講義中のメモをHaruka 2007で取るようになり、学生ならではの視点で新たな機能を追加していきました。
「Buntetsu Pc Shelf 7」最初の評価コピー :
当時の文祐ソフトウェアウェブサイトと「Buntetsu Haruka 2006」(手前右上の黄色い付箋状のもの) :
「Buntetsu Pc Shelf 7」 :
「Bunyu Looseleaf」 :
デジタルハリウッド大学2010年入学生用パンフレット :
Vectorのソフトレビューにも掲載されたため学内に掲示されました :
●文祐ソフトウェアの終焉 (〜2015年)
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「Buntetsu Pc Shelf」はウィキペディアなどの開設・普及によりオンライン上で用語検索が容易になったことで役割が終わったと判断し、2008年末で新規ダウンロードを終了、2009年末でサポートも終了しました。これによってBuntetsu Online時代にソフトウェアを取り扱うきっかけとなった「Buntetsu PC Shelf 2001」から7年続いたコンピュータ用語辞典製品は終焉を迎えました。
その後も「Bunyu Looseleaf」の改修と配布を続けていましたが、収益性に難があり将来性が感じられず、さらには当時生活苦などにより自分自身のソフトウェアプログラマとしてのセンスが感じられなくなり、プログラム作成からスッキリ足を洗おうと判断し、2015年6月24日運営を終了しました。
そして文鉄唯一の存続サイトとして「文鉄・お札とコインの資料館」のみを継続運営していくこととなりました。文祐ソフトウェアの運営は終了したものの、「Bunyu Looseleaf」などを利用していただいているユーザへの影響を最小限へ抑えるために、指定配布代行サイトにてソフトウェアの配布を継続し、ソフトウェアのサポート自体は継続して行なっています。